仕事辞めたい…でも理由がうまく言えない。「ただ疲れた」その気持ちに向き合う話

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仕事辞めたい…でも理由がうまく言えない。「ただ疲れた」その気持ちに向き合う話
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小川 詩織
美容業界での人事経験を活かして、未経験やキャリアに自信がない方の転職を全力でサポートさせていただきます!

「もう限界かも…」

理由はうまく言えないけれど、毎朝の出勤がしんどい。帰宅しても気力が湧かず、週末も寝てばかり。「辞めたい」と思って検索しては、画面を閉じる日々。

そんなあなたに届けたい、「“ただ疲れた”って、立派なサインなんです」という話。

“辞めたい理由がない”ことが、一番危ない

・人間関係で大きなトラブルがあるわけじゃない

・仕事もある程度できてる

・周りはもっと頑張ってる気がする

だから「辞めたいなんて甘えだ」と思ってしまう。

でも、本当に怖いのは「理由のはっきりしない疲れ」が、少しずつあなたの心を削っていくことです。

「ただ疲れた」その裏にあるサイン

明確な不満がないのに疲れを感じているとき、実はこんなサインが隠れています。

  • 頑張っても感謝されない/認められてない
  • 気を張りっぱなしで“素”を出せない
  • 自分の存在価値が分からなくなっている
  • 「誰かの期待」に応え続けて限界がきている

これらの疲れは、目には見えなくても確実に蓄積します。

“限界ライン”は人それぞれ

「みんなも大変そうだし…」と比べて我慢していませんか?

でも、限界のラインは人によって違います。他人と比べるのではなく、自分の“感情”を見つめ直すことが大切です。

今すぐ辞めなくてもいい。まずは“止まる”ことから

疲れきっているときは、いきなり「辞める or 辞めない」の二択で考えないで。

まずは「止まって、考える」時間をとってみてください。

  • 1日だけ有休をとって完全にオフにする
  • 会社から離れた場所でノートを開いてみる
  • 信頼できる人に「しんどい」と話してみる

こうした行動が、思考をリセットする第一歩になります。

言語化すると、「あ、自分いま頑張りすぎてるな」と気づけるようになります。

「辞めたい=逃げ」ではない

辞めたい、疲れたという気持ちは、あなたの心からのSOSです。

それを「甘え」と片付けないでください。

今すぐ辞める必要はなくても、まずは“その気持ちに気づくこと”が、次のキャリアを考える大事な出発点になります。